中国人宿舎に泊まる

許可なく偸偸(こっそり)と中国人の友人の宿舎に泊まった。
一番仲良くしている亜静と薇薇の部屋。
8人部屋なのだが、彼女たち二人を残して、すでに全員が帰郷している。
中国人の宿舎に入るのはこれで3度目なのだけど、留学生宿舎との違いにいつも驚かされる。
留学生の1ヶ月分の宿舎費が中国人学生の1年分の宿舎費。
値段の違いは、もろに設備の違い。
留学生宿舎の2倍ぐらいの広さの部屋に2段ベッドが4つ。
クーラー、テレビはなく、トイレやお風呂は共同。
新しく出来た宿舎にはあるのだけど、彼女たちの住む古い宿舎には勉強机もなく、部屋の真ん中にどーんと長机があるだけ。
その上に、所狭しと日用品が並べられている。
個人スペースは、小さなロッカーとベッドの上だけ。
その人の好みや生活がその小さなベッドに凝縮されているだけあって、ベッドの上はとにかくバラエティー豊か。
ベッドを見れば、その人がわかる・・・そんな気さえする。


雑誌をめくっているうちに、11時になり消灯。
充電式のライトを使って、しばらくおしゃべりし、その後はぐっすり熟睡しました。