蘭州1 黄河でまったり

hitacity2005-07-15

 19時間の列車の旅を終えて、昼過ぎにようやく甘粛省・蘭州に到着。
 駅前の蘭州大厦(ツイン120元)にチェックインした後、シルクロードの名物料理・羊泡膜(羊のスープ)を食べて、黄河周辺を散策した。
 黄河は聞いていた通り、本当に黄土色の泥水。透明感とは全く無縁。
 ただ蘭州人は、こんな河でもこよなく愛しているようで、黄河には中が茶館になった船がたくさん浮かび、マージャンやカードで遊んだり、おしゃべりしながら、たくさんの人が涼を取っていた。
 この茶館でお茶を飲んだ後、私たちは、黄河北側にある白塔山へ。
 ここからだと、蘭州の町が、山に挟まれた細長い形をしているのがよくわかって面白かった。
 いくつものモスクも見え、西に来たんだなぁ・・・としみじみ思った。
 で、時間も余っていることだし・・・と、ここで似顔絵を描いてもらうことに。
 1枚5元。15分ほどかかって出来上がったそれは、なんだかすごく恐ろしい。
 目が釣りあがって化け物みたい。そして、なんとなく蘭州人チック。私がもし蘭州人として生まれていたら、こんな顔だったのかも・・・。
 ちょっと納得のいかないまま山を降りる途中、干支を象った巨大な12体の像を見つけたのだが、不思議なことにコインの投入口が付いている。
 でも、いくら入れろとも、入れたらどうなるとも書いていない。
 で、思い切って「竜」の像に1元コインを投入したところ、すごい声で鳴きだしてビックリ!! 恐ろしかった・・・。
 夜は、屋台街に行き、ふかしたジャガイモと羊串をつまみながらビールを飲んだ。


(写真)白塔山から見た黄河。ずっと見ているうち、わたしたちまで黄河好きになってきた。こんな泥水なのに。黄河には不思議な魅力があります。