天水1・麦積山石窟

hitacity2005-07-17

蘭州を昨日の夜12時過ぎに出発し、約6時間かけて天水に到着。
ベッドでなく座席だったため軽く転寝したくらい。
昨日あんなに歩きまわったのに・・・。ちょっと無茶しました・・・。
そして、本日は、中国第4の石窟・麦積山石窟へ。
駅横の麦積山賓館(ツイン130元)した後、駅前で、仙人崖とセットになったツアー(15元)を見つけ、それに参加することにしたのだけど・・・。
これは本当にキツかった。
まずバスはボロい、バスのおばちゃんはセコイ、乗客はうるさい。(中国人はたいてい賑やかなのだけど、この乗客たちはなぜか「賑やか」なんて好意的な印象を持てなかった)
寝不足の上に、すごいダメージを受けながらなんとか麦積山石窟に。
麦積山石窟は、その名の通り、こんもりとした山に(とても小さい。巨大な岩みたいな山。)彫られた石窟郡。
崖に張り付くように彫られているため、無数に組まれた足場を上り下りしながら見てまわる。
これがかなりスリリング。
足場といっても割としっかりしたものだし、幅もあるので、懸空寺ほどの恐怖はないけど、足場がまるで迷路のように複雑に組まれているし、仏像を見るためほぼ常時上を向いていないといけないので、寝不足の身には結構辛かった。(結局すべては寝不足の問題か・・・)
しかも必死こいて上を向いても見えるのは妙に顔の濃い石仏たち・・・。
修復しすぎ・・・というか、ここの石仏はなんだかとっても顔がはっきり。
しかも気高さがないというか、すごく庶民的な顔をしている。
一番大きい、三体並んだ石仏なんか、田舎の寄り合いの会長と副会長、書記みたいな雰囲気。
なんだかなぁ・・・。
小首をかしげながら、次に向かったのが仙人崖。
仙人が飛び出すという不思議な崖なんだけど、ここでバスのおばちゃんに「後門から入れば、23元が15元になるけどどうする?」と尋ねられ、わけもわからずつい頷いてしまった。
で、後々考えれば、これはまさに蘭州のバスと同じ手口。
後門なんてそもそもなく、ようは裏からこっそり入ること!!
道の途中で突如バスから降ろされ、ひたすら野山を歩き周りました!!
ハチに追いかけながら、民家の脇を抜け、川を渡り、道なき道をひたすら上り約1時間。
ようやく着いた仙人窟ではお坊さんにぼったくられ散々。
結構見ごたえがあったのがせめてもの救いだった。


ボロボロになりながらホテルに戻り、夜は、市街地まで行って(天水は駅のあるエリアと中心市街地のあるエリアがすごく離れている。高速に乗る!!)、砂鍋を食べた。
これはほんとーうにおいしかった。
帰りに買った桃は4個1元という驚異の安さ!!
もっとのんびりくれば天水はもっといい町に感じられたかな??
夜、ホテルのブレーカーが落ちるハプニングがあったのだけど、もう知らん振りして寝ました。


(写真)町内会の会長と副会長、書記みたいな三人組の石仏。ありがたみないなぁ。